サンイリオス鍼灸院院長 桑井太陽

自分の身体をもっと知ろう!セルフボディメンテナンス。

桑井太陽先生

鍼灸マッサージ師であり、アスレティックトレーナーのサンイリオス治療室の桑井太陽先生から学ぶ「セルフボディメンテナンス術」
健康かつ正しい姿勢に導くウォーキング術をご紹介します。まずは、カラダの重心とバランス、姿勢の仕組みについて復習しましょう。

歩くことって、どんなこと(2)

鍼灸マッサージ師・アスレチックトレーナーのサンイリオス治療室、桑井太陽先生から、
今週は歩行についてお話いただきます。

桑井先生
「平行棒を使って歩行のリハビリを始めるとき、必ず立った状態から始めます。
立つという基本姿勢に、『回転モーメント』と呼ばれる物体を動かす外力が加わって『歩く』ということになります。
もちろん重力による作用も関わっています。

気をつけの姿勢で後ろから押されたときを想像してみてください。
顔面をぶつけたくありませんから、体を立て直して一歩足が出ますね。
モーメントが発生したとき、倒れないように体を立て直し、1歩足が出ることを『ステッピング反応』といいます。
これは脊髄の自動的な反応として動くもので、この繰り返しが歩行です。
歩くことは、自動運動とはいえ、やはりモーメント発生のきっかけである動力源が必要です。
この動力源とは、微小な筋肉の動きによるもので、決して大きなものではありません。

ですから、10ヵ月から1歳くらいの赤ちゃんは立つことができるようになると、歩く練習も始めます。
最初は顔をぶつけることもあるかもしれないけれど、徐々に上手に歩けるになります」

なるほど!赤ちゃんを見ていると、人の歩行の仕組みが分かりやすいですね。
来週も引き続き、歩くことについて理解を深めていきます。
どうぞお楽しみに!!

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