子育てに目標は必要?(3)
- 2012年03月10日
- カレッジ 池川明先生
新しく配信が始まりました、【マヒナマインカレッジ】。
マヒナマインを応援してくださる先生方々の過去の貴重なお話しをご紹介します。
マヒナマインが直接先生方にお話を伺ってきました!
読めばきっと役に立ちます!!
今回は、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長、池川明先生からのメッセージをお届けします。
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『子育てに目標は必要?(3)』
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横浜市の池川クリニック院長、池川明先生より、今回も育児のあり方についての3回目です。
池川先生「生活しているうちに、いずれ子どもが自身の目標を思い出し、見つけ出すことを信じて応援してあげましょう。天才児にしたいなら愛情をいっぱい注いで下さい。持っている能力以上にはなりませんが、100%開花させることは可能かと思います。
また、躾についてですが、社会生活の規範を教えるといった内容は、愛情がたっぷり注がれた後なら良いのです。愛情を十分に注いでいないうちに躾に入ると、それは虐待になります。子どもが興味を持っていることに、壁を作ってしまってはいけません。その重要さを知らない人が多いですね。生まれて1歳にならないのに『ダメ!』と叱ってパチンと叩くというのは、いけません。子どもは親の邪魔ばかりして当然です。汚したり、つまづいたり、転んでケガしたり・・・。毎日、チャレンジして失敗して、またチャレンジする繰り返しなのです。
あえて子育ての目標を掲げるならば、子どもが躓いたときに『自分で乗り越える能力』を身につけさせる、ということです。そのためには親からの愛情が絶対に必要です。親が絶対に自分のことを見捨てないで、温かく守ってくれるという安心感が支えになって育てば、いろんな人生があると思いますが、やっていけるのではないでしょうか?
子どもに『自分の責任でやりたいようにやりなさい』と言えたら良いのですが、親からすれば見ているだけで子どもが失敗することが先に分かっちゃうんですよね。でも、そういった無駄とも思えることを、子どもに『止めたら?』の一言で済ませないようにしたいものです。子どもが自ら失敗を経験しなければ、『じゃ、どうしよう?』と考えられるようにならないからです。
成功だけの道では、失敗したときにどうしたら良いか分かりません。まるで現在の日本の社会のようかもしれませんね!?『ああしろ。こうしろ』と意見ばかりで行動しない人はたくさんいますが、『目標を持って自分で考えて行動できる人』がこれからの時代に絶対に必要です。1つのことを成し遂げるのに相当の能力が入りますから、子どものときはいろんなトライ&エラーをたくさんさせてあげてください」
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