横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

お産が痛い人、痛くない人、その違いは?(2)

今回も前回に引き続き、横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生に“お産の痛み”についてお伺いします。

池川先生「お産の痛みに関してですが、ソフロロジー、すなわち自然の無痛安産と呼ばれる、痛みを意識でコントロールして喜びに変えるという考え方もあります。そんなことできるの?と思う方もいるかもしれませんが、実は身体の中にはもともと痛みを和らげるβエンドルフィンという麻酔作用のある成分が備わっているんですよ。これは麻薬の何倍も痛み止め作用が強いといわれています。それを感じるようにすれば陣痛もそんなに辛くないんです。ただ、普段から不自然な生活をしているとそれがお産に出てきますから。眠たいときにカフェインを飲んで夜更かしするなど、体に不自然なことをさせないことが大切ですけどね」

私たちの身体には自分で痛みを和らげる力があるんですね!驚きです。

池川先生「陣痛で痛いと感じる時間は10〜20秒で始まり、長くて30秒〜1分。痛みの間隔も10分間以上から始まり、狭まってきても1分以下にはならないですよね。実は痛くない時間には、身体からβエンドルフィンがいっぱい出ているんです。そこに意識を集中してゆくと『お産は幸せ』と思える。でも、痛い間のことばかりを振り返れば、『痛かった、嫌だった』と思ってしまう。

人生と一緒ですよね。人生における幸せと不幸せってセットでやってくるものなのに、不幸せなほうばかりを見ている人がいるじゃないですか。家族がいて、はたから見ると幸せそうなのに、子どもがいるから、旦那がいるから不自由だし、幸せじゃないと言ってみたり。旦那さんも子どももいない人から見たら、『何て幸せなんだ』と思うわけですけど。一方で、出産直後に『出産で赤ちゃんに会えたことは最高の喜びでした!すぐにでももうひとり産みたいです』という人もいますから。そういう人は人生の幸せな部分をちゃんと見られる人なんです。

陣痛が痛いとか痛いとかではなく、受け取り方と考え方ですよね。お産には自分の生き方そのものが反映されるものなんですよ。」

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