横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

パパの悪口がNGの理由

今回のタイトル(パパの悪口はNG!)を見て、ギクっとしたママも多いのではないでしょうか? では一体これは子どもにどんな影響を与えるのでしょうか? 横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生にお伺いしました。

池川先生「お父さんへの不満を子どもにぶつけたり、『お父さんみたいになってはいけないよ』と言ってみたり…、子育てが大変でつい不満が口から出てしまうこともあると思いますが、そんなことをしたら後々困るのは、お母さん自身かもしれません。

例えば、子どもが悪いことをして手に負えなくなったら、お母さんはどうしますか? お父さんに『あなたがちゃんと怒らなくてはダメよ!』と頼むことが多いと思います。でも子どもはいつも悪口を聞かされている父親のことなど信頼できないし、そんな父親から怒られても言うことを聞く訳がないと思いませんか? お母さんは自分の腹いせを子どもに言ってスッキリするかもしれませんが、いざというときにどうにもならなくなるという家庭崩壊の種まきをしているんですよ」

しかも子どもにとってはお父さんもお母さんも大事な存在な訳ですから。そんな大切な人の悪口ばかり聞かされたら、傷ついたり混乱したりしますよね。

「ある女性は幼い頃から頻繁にお母さんから父親の悪口を聞いて育ちました。そのうちお父さんをひどい父親だと憎むようになり、若いうちに家を出てしまいました。数年後、お母さんが先に亡くなり、お葬式で父親がお母さんの棺に向かって泣いている光景を目にして唖然としたそうです。思わず、『お父さん、お母さんのこと愛していたの?』と聞いたら、父親は『当たり前じゃないか!』と迷わず言いました。そこでその女性は『お母さんひどいじゃない、いいお父さんだったのに、悪いイメージを植えつけて!』と思ったそうです。

お母さん自身は悪気はなく、子どもを味方につけたいとか、日常の愚痴をこぼす程度の軽い気持で言っていたのでしょう。でも子どもにとっては両親が大事ですし、当然父親の悪口なんて聞きたくないですよね」。

そうですね。でもどうしても言いたくなったら…外で言ったほうがいいかもしれませんね(笑)。

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