横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

兄弟にまつわる不思議

今週は、横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生に、きょうだい関係のお話をお聞きしました。

池川先生「これまでの調査で、お腹の赤ちゃんが見える子が3割4分ほどいます。受精時から妊娠反応が出るくらいの1,2週間で、お母さんの妊娠に気づく子や、妊娠する数ヶ月前
から、これから来る赤ちゃんのことを先に教えてくれる子もいます。きょうだいとして何かが分かるんでしょうね。

新しいきょうだいとなる赤ちゃんを楽しみにしてくれている場合は問題ないのですが、2人目の妊娠中に上の子が産んで欲しくないと嫌がる場合があります。なぜならば、お母さん
を独り占めできていたのに、ライバル出現で譲らなければならないからです。上の子がお腹の赤ちゃんを拒絶している場合は、仲良くなってもらわなければなりません。きょうだ
い仲が悪いことが原因で、お母さんが上の子にイライラし、それが原因で子どもを虐待してしまいます。実は子どもの虐待の3割が『きょうだい仲が悪い』なのです。逆に、きょうだい仲さえ良ければ虐待の3割は防げるということです。

超音波で見た赤ちゃんを上の子が『可愛くない』と言うことが時々あります。『かわいいね』と言うとひがみますから、『お腹の赤ちゃん、何かしてる?何か言ってる?』と聞くと良い
ですね。『分かんない』と言う子もいますが、『御飯、食べてる』とか『笑ってる』とか、いろいろ教えてくれたときには単純に喜んであげてください。お腹の赤ちゃんの様子をお
母さんに伝えると、お母さんが喜んでくれることを学びます。これは上の子としてはOKなんですよ。

お腹の中の赤ちゃんも外のお兄ちゃんやお姉ちゃんを見ています。きょうだいの関連を深めてあげる工夫が必要ですから、妊娠中から話しかけて仲良くしてもらいたいです。上の
子がお腹の赤ちゃんを嫌がっている場合は、お母さんとのつながりが十分でない現れでもありますので、きょうだいが生まれる前にしっかりと見てあげたいですね。

最初に生まれた子は、世を切り開くフロンティア精神の持ち主で、アポロ計画の宇宙飛行士は全員、長男だったということを本で読んだことがあります。最初の子が次に生まれる
きょうだいのために、自らの犠牲で子育ての練習を親に願うのは、決して嫌なことではなく、ワクワクして自ら望んでいるんです。2番目の子は、要領が良くて少し楽な選び方をしていますね。ジャンケンに負けて2番目に生まれたという子もいますが(笑)。

胎内記憶の話を子どもたちから聞いていると、きょうだい構成は既に決まっているようです。お母さんが産む人数も、きょうだい構成が男の子か女の子かもです。この世に生まれ
る前に、お母さんを見に来る子もいます。お父さんとお母さんは気づかなかったけれども、きょうだいが下見にやって来たことを、お兄ちゃんが見ていたという話もあります。子ど
もだけが知っている生前からのきょうだいの深いつながりはあるように思えますし、まったく縁もゆかりもなく産まれ出て、この世できょうだいになったという場合もあるようです。おもしろいですね!」

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