横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

パパとママの役目の違い

横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生から、今回も引き続き、ママとパパの役目の違いについてお聞きします。

池川先生「お父さんの役目は、お母さんの妊娠中に居心地良く周りを固めて、安心して出産できる環境を提供するのが大切です。決してお母さんの代わりをするのが、お父さんの役目ではないと思います。お父さんはとにかく、お母さんと子どもを守ること、そして子どもと遊ぶことです。

あとは餌取りです。現在であれば、仕事の給料です。以前なら、月に一度、給料袋で受け取るセレモニーがありましたが、今は銀行口座に自動振込みだから、お父さんは自分で餌を取って来たという誇りは感じにくいし、家族も餌はいつでもあるように錯覚し、父親に対するありがたみが薄いように思います。

また、最近はお母さんが強くて家や子を守っているケースが多いです。女性は成長が早いので口達者です。力を要求しなくなった時代ですから、暴力ではなく言葉で制する女性が勝つ場合が多い。女性よりも遅れて成長する男性とは思考も行動パターンも違います。

ともすると女性が男性を見下す態度を取りがちですが、それを見ている子どもはDNAのレベル、つまり本能で混乱するようです。『お父さんは強くて守ってくれる。お母さんは優しく守ってくれる。』それが『お母さん強くて守ってくれる』になっている。家庭の中でお母さんが強くて、お父さんの影がないのは良くないですよ!社会に出たとき、子どもは自分のアイデンティティがなくて不安定でしょうね。形だけでも子どもの前ではお母さんはお父さんを立てておかないと!そうしていると家庭には波風が立たないように思えます。

子どもを外で遊ばせるときは、お母さんは危なくないようにまるで子どもを守るかのように温かいふれあいがあるのですが、お父さんは子どもと遊ぶときに肩車や振り回したり落とすマネをします。子どもは、そんなお父さんの遊び方をけっこう喜ぶものです。そうやって外に出ていくときのための刺激に耐えられるように遊びで慣らしていくプロセスがあるんですね。そういう段階を踏んでいると子どもは大人になったとき、すんなりと社会に溶け込めます。

最近では、ジェンダーで男女の区別なく、と聞きますが、お父さんは赤ちゃんにミルクをあげることはできても、絶対に子を産むことも、おっぱいをあげることもできないのです」

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