横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

子育て中に2回やってくる反抗期

パパは赤ちゃんに何をしたら良いのでしょうか?横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生に、子育てにおけるパパとママの役目の違いについてお聞きしました。

池川先生「お母さんは赤ちゃんと一体化して包み込むように守る一方、お父さんは外堀として家全体を守るものと思います。だから、役目は違いますね。場合により1人2役しなければならない人もいるかと思いますが、できないということではありません。

もともと赤ちゃんはお母さんと一体化しています。生まれて2つに分かれて離れても、絆(ボンディング)でつながっているんです。そんな赤ちゃんも2,3歳になると、親から離れていきます。この頃が1次反抗期で、何でも『ヤダヤダ』と言うヤダヤダマンのときです。でも、家の枠組みからは出て行かず、まだお母さんの引力の中にいます。

例えば2,3歳児が、おもちゃ屋で『コレ欲しい!!』とお母さんの前で泣いてゴネます。お母さんが見える間はゴネているのですが、『知らないよ』と言って先に行き、お母さんの姿が見えなくなったとたん、お母さんを探しに行きます。子どもはしばらくの間お母さんの引力圏にいるのです。

中学2年生くらいになると、2次反抗期がやってきます。このときは、お父さんの引力圏、つまり家から逃げようとします。お父さんとお母さんは『まだ子どもだから』と当然、引き止めます。本人はもう大人で一人前だと思っていますから、ゴネて抵抗し、場合によっては家を出ようとします。ここで行き過ぎると家庭内暴力が起こりますし、逆にお父さんお母さんの力が強いと、子どもが引きこもりになってしまいます」

次回も引き続き、パパとママの役目の違いについてお届けします。お楽しみに!

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