妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南
赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!
娠時のビタミン・ミネラル不足、そして、ストレスが・・・
今週は、卵のレベルから考えた栄養摂取や食の興味深いお話です!
池川先生「特に妊娠前・妊娠中は、悪いものを摂らないようにしたいものです。女の赤ちゃんの卵の数は、生後100万個、出世時70万個、月経が始まる頃には減って40万個。1回の排卵では、3ヶ月前に分裂し始めて100〜200個が準備し、うち1個だけが排卵します。妊娠前にお母さんが悪いものを摂取していると、排卵できる卵が半減する可能性もあります。結果、最近は三十代後半で閉経を迎える女性も増えています。コンビニ弁当やファストフードばかりで過ごしていると、そうなる可能性もあります。妊娠してから食生活を正しても遅いのです。
受精卵が育つのは1/5~1/10の確率です。さらに選別されて傷があるものなどがダメになります。また、受精した卵が子宮に辿り着くことができて、はじめて妊娠といえる状態となるのです。うち1/100〜1000は奇形というデータがあります。ですから、妊娠初期、できれば妊娠する前からビタミンや葉酸を摂ると良いでしょう。葉酸の摂取で二分脊椎が減るといわれています。また、母親がストレスを抱えていると流産になりやすいとも言われています。
卵(種)と食べ物の関係で思い出しましたが、今や、オーガニック野菜も種自体が弱くなっているらしいです。また、野生種でないと本来の力が得られないとも聞いたことがあります。人間の体を崩しているのは、主に石油・化学製品なんですね。鶏の卵は地鶏のものだと卵アレルギーの人も食べられることがあったりして、そういったことを考えると、ブロイラーによる大量生産の卵は、抗生剤投与や、配合飼料の飼育、着色料添加などによる化学物質の塊。それらが原因でアレルギーが出るんじゃないかと思うんです。卵(種)というものをいろいろな角度で考えると、食の社会問題にもかかわってきますね」