妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南
赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!
我が子が問題児と言われたら!?
お友達を叩いたり、意地悪なことを言ったり、そんな我が子の姿を見たママはショックを受けてしまいますね。そして、幼稚園や保育園の先生に「問題児」なんて言われたら…、そのとき親としてどうするべきなのでしょうか?横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医池川明先生にお伺いしました。
池川先生「子どもが人を叩いたりするのは、大抵自分のことを分かって欲しいと思っていたり、何か訴えたいことがあるからです。その際に大切なのは、まず理由をちゃんと聞いてあげること。笑ってしまうような理由かもしれませんが、ちゃんと理由があるんです。例えば、叩かれた子のほうがとてもひどいことを言ったから、我慢できずに叩いてしまったのかもしれません。それを頭ごなしに怒られても納得行かないですよね」
それでは親子の信頼関係にも悪影響を与えてしまいますね。
池川先生「また問題を起こす子の親を見ると、子どもと同じように孤独や不満を抱えながら子育てしていることが多いようです。子どもが問題児と言われたら、子どもだけを責めるのではなく、家族全体の問題としてよく話し合ったほうがいいと思います。
ただ、やんちゃというか、扱いにくい子が増えているのは確かなようです。そういう子に『何でそういうことするの?』と理由を聞いても、言葉でうまく表現できないことが多いんです。でも彼らの頭の中ではちゃんとやったことに対して整合性が取れていますから。お母さんが「これはこういうこと?」と繰り返し聞いて、言葉の端々からどんなことを考えているのかを引き出してあげないといけませんよね。理由も聞かずに怒られていると、言葉を使う必要を感じられずに暴力を使うようになってしまいますから。ちょっと根気が必要なんですよ。
発明王エジソンも自閉症気味で、相当問題児だったようです。人の髪の毛に火をつけたりして、父親からも村中の人からも毛嫌いされて…。でもお母さんだけは心からエジソンのことを信じてほめてくれていたんですよ。子どもの才能を開花させるのはお母さんです。例え『問題児』と言われても、子どもの長所を「あなたはすごい!いい子!」とほめ続けて、自信をつけてあげましょう。」