横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

何でみんな全然違うの?つわりの神秘

出産を経験した人に「つわりはどうでしたか?」と聞くと、普段と全く変わりなかった、ちょっとムカムカした、体が全く食べ物を受け付けず入院した等々、驚くほど多様な回答が返って来ます。それは一体なぜでしょうか?横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医池川明先生にお伺いしました。

池川先生「実はつわりは本当に不思議なものなのです。医学的にはhcg(妊娠反応を調べるときのホルモン値)が高いと、つわりが悪化すると言われていますが、実際つわりについてきちんと研究した学者はまだいないんですよ。

食べ物の好みが変わるのはなぜでしょう?

池川先生「今は妊娠反応などの医学的なチェックができますが、昔は月経が遅れていること位しか妊娠の判断材料がありませんでした。しかし、つわりが出る時期は赤ちゃんの身体の器官が形成される重要な時期。私は、そういう時期にお母さんが悪い食べ物を食べれば赤ちゃんに悪影響を与えてしまうため、『変なものを食べないで!』というサインを送っているのかな?という気がしています。赤ちゃんの身体がある程度形成されて、安定してくるとつわりがなくなりますし、実際胎内記憶のある子どもに、なぜつわりを起こしたのかを聞くと、『お母さんが悪いものを食べたから』という子もいますから」

お母さんの精神状態がつわりに影響するという説もありますね。

池川先生「お母さんが赤ちゃんを受け入れているか否か?今の状況(仕事や夫婦関係)を受け入れているか?も重要で、ストレスが多いとつわりも重くなる傾向があります。また胎内記憶のある子どもが『僕に意識が向いていなかったから、意識を向けようとした』と言うこともあります。あとは、お母さんとの相性も関係あるかもしれません。波長が違うとつわりが重くなることがあり、逆に赤ちゃんとお母さんの意識がしっかりつながっているとつわりも軽い気がしています」

では、つわりのときに無性に眠くなるのはどうしてでしょうか?

池川先生「プロゲステロンという黄体ホルモンが多く出るせいです。生理の前や生理中に眠くなるのはこのホルモンのせいで、心が少し憂鬱になるなど、活動的でなくなる作用があります。妊娠しているお母さんが激しく動き回ったりしないように、お腹の赤ちゃんを守るためにこのホルモンが出るんですよ。女性の身体は本当に良くできていますよね。

つわりが辛いというお母さんもいますが、これは赤ちゃんが順調だということ。大切な時期だから、無理せず静かにして寝ていてね、というサインだと思いましょう。」

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