横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

母乳について

「母乳は赤ちゃんに良い」と聞きますが、具体的にどのように良いのでしょうか。横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生に、今週は母乳についてお伺いしました。

池川先生「ほ乳動物は、それぞれに最適の母乳が出るようになっています。生まれたばかりの赤ちゃんの腸は、完成するのに約2年かかるといわれています。 免疫グロブリン(IgA)といって、唾液、涙液、鼻汁、気道粘液、消化管分泌液、乳汁などに分泌して、粘膜面の免疫に関わる抗体があります。

このIgAは初乳中に含まれ、母子免疫といって新生児の消化管を細菌・ウイルス感染から守ります。赤ちゃんの成長につれ、果汁を飲んだり、離乳食が始まりますね。腸管や喉の粘膜がIgAで被われていると病気になりにくいんです。皮フの下にもIgAがあります。腸がきれいだと皮フもきれいなんです。逆に、皮フがきれいだと腸もきれいだともいえます。お腹が悪いと、アトピーになりやすい。ミルクで育てた子は、炭水化物や、蛋白質といった抗原(アレルゲン)が大きい分子のまま吸収されるから、アレルギーになりやすいと考える人もいます。ウイルスも入りやすいです。できれば1歳や1歳半ではなく、赤ちゃんの腸が完成する2歳までは母乳あげてもらいたいですね。離乳食を急ぐ必要はないように思います。腸管ができてから、子どもが自分の意思でおっぱいを止められるのが理想ですね。

もうひとつ、赤ちゃんはお母さんのおっぱいから栄養もらうだけでなく、安心感をもらって不安を解消しているんです。母乳をあげているとオキシトシンというホルモンが、お母さんからも赤ちゃんからも出るんです。医学的では陣痛をつけたり、子宮の収縮、筋肉の収縮を促す作用だけ知られていますが、実際には不安を解消する愛情ホルモンとも言われています。ペットと飼い主の間でも抱っこすることで互いにオキシトシンが出て、愛情がわくようです。ですから、抱っこしてさすっているだけでも母子ともに幸せなのですが、おっぱいなら与えるだけで自然に愛情が湧くようになっているんですね。そして、嫌な事があっても忘れてしまうくらいの作用があるんです。赤ちゃんは毎日、お母さんに「もっと上手く抱いてよ」「早く御飯ちょうだい」などと訴えているのですが、嫌なことはおっぱいで幸せになって忘れてしまう仕組みもあるんです。子育てにとっても大切な愛情ホルモンなのです。

また、授乳はお母さんとお子さんの絆をつくる、とってもプライベートな時間です。
気をつけたいのは、おっぱいからお母さんの食べたものの味やにおいがそのまま出てくるということ。お母さんはケーキをおいしくいただいだとしても、赤ちゃんにとってはおいしくない母乳になってしまうし、さらにお母さんがストレスや怒りを感じてしまうと、母乳の味が悪くなるようです。すると赤ちゃんはべろで乳首を押し出したり、かじったりして『お母さん、このおっぱいまずい!』と訴えますよ。」

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