横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

死別、災害、事故…子どものトラウマになりますか?

引きこもり、犯罪、依存症など、社会問題の原因が幼少期のさまざまなトラウマ(=精神的外傷)にあるといわれることがあります。それでも親戚の死別や災害、事故などは避けて通れませんね。では実際そういった事態が起きたとき、子どもにどう接するべきなのでしょうか?横浜市の池川クリニック院長池川先生に伺いました。

池川先生「子どもが死別とか、災害などを経験して『それは嫌だった、辛かった』と感じた記憶は、顕在意識(表面的な意識)からは消えて行きますが、潜在意識(無意識)からは消えません。ただ、例えば人が亡くなった場合、子どもなりにきちんと理解しますから、何が起きたのかをちゃんと説明したほうがいいです。そして、『悲しいよね』『おじいちゃんの魂が天国に行けますように』などと、おじいちゃんへの思いや痛みを分かち合うことも家族にとって大切なことです」

そうすれば家族の絆も深まりそうですね。

池川先生「その際、『おじいちゃんが死んでどう思った?悲しかった?』と子どもの気持を聞いてあげましょう。聞かれても答えないかもしれませんが、とにかく気持ちを聞かれるという状況を用意してあげることが大切です。子どもはどんな状況でも、自分の気持ちや存在に気付いて欲しいと思っていますから。

実はひきこもりも、親に気付いて欲しいというひとつの自己表現なんですよ。最初は親に自分の気持ちに気付いてもらいたくてひきこもるのですが、そのうちに自分でもなぜそんな状況になったのか分からなくなってしまうといいます」

子どもが泣き出したり、アレが欲しい、コレが欲しいとダダをこねるのも自己表現ですか?

池川先生「子どもは本当におもちゃが欲しいわけではなくても、かまって欲しいという表現のかわりに、突然泣き出したりすることもありますから。真面目に買ってあげてしまう親がいますが、それは間違いです。子どもは親が自分のことを見てくれているかどうか?その確認作業のために駄々をこねているわけです。そう考えれば、買わなくても愛情を伝える方法があるはずです。」

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