横浜 池川クリニック院長 池川明

妊娠・出産・育児のしあわせ(ハッピー)指南

池川明先生

赤ちゃんとママ、そして、家族みんなの未来がハッピーでありますように!
そんな妊娠、出産、育児のあり方について、胎内記憶の研究で著名な、横浜の池川クリニック院長 産婦人科医、池川明先生からのメッセージをお届けします!

夫婦で予防できる産後のうつについて(1)

産後しばらくは、お産で身体が疲れている上、赤ちゃんのお世話も大変! 体力的にも精神的にも辛いものです。その結果うつになってしまうお母さんもいる様子。今回は産後のうつについて、横浜市の池川クリニック院長、産婦人科医、池川明先生にお伺いしました。

池川先生「お腹の中にいるときにお母さんが多くのストレスを抱えていたり、うつに近い状態だと、赤ちゃんにもうつの傾向が出てきてしまいます。それは夜鳴きやよくぐずるという兆候に表れますが、そうするとお母さんもイライラして育児困難になり、うつになるという悪循環に陥るわけです。

またうつに関しては、お母さんのお母さんやおばあちゃんから脈々と受け継がれてきているものという説もあります。育児不安を抱えながら子育てをされた子どもは、自分が親になったとき同じように育児に不安を抱えることになる傾向が見られるからです。さらにそこに旦那さんのサポートがないとか、おばあちゃんから色々口出しをされたとか、様々な要因が重なることで産後うつになってしまうわけです」

とはいえ、親から引き継いでしまったものを断ち切るにはどうしたらいいのでしょうか?

池川先生「まず本人が自らのうつの傾向に気付くこと。そして、妊娠中から家族関係や夫婦関係などを改善しておくことも大切です。あとは、周囲がしっかりと関わりを持ってあげること。私のクリニックではお母さんが育児不安やうつにならないよう、さまざまなトラウマを解消できるようにしています。そうして出産を迎えたお母さんは、赤ちゃんにしっかり寄り添い、赤ちゃんの気持を分かってあげることができるでしょう」

次回はうつにならないための妊娠中、産後の過ごし方についてお伺いします。

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